米、中国の核戦力増強を深刻に懸念 「挑発」行為の停止も呼び掛け

[ワシントン 6日 ロイター] – ブリンケン米国務長官は6日、オンライン形式で行われた東南アジア諸国連合(ASEAN)地域フォーラム(ARF)閣僚会議で、中国の核戦力増強に深刻な懸念を表明した。

米国務省によると、ブリンケン長官は、中国が最低限の核抑止力を保持するとの長年の戦略から大きく乖離し、急速に核戦力を増強させていることに深い懸念を表明。南シナ海での「挑発」行為の停止を呼び掛けたほか、チベット、香港、新疆ウイグル自治区での人権侵害についても深刻な懸念を表明した。

米国防総省の2020年の報告書によると、中国が保有する核弾頭数は推定「200発台前半」。中国が軍の近代化を進める中、核弾頭数は少なくとも倍増するとの見通しを示していた。

アナリストによると、米国が保有する核弾頭数は約3800発。中国は、自国が保有する核弾頭数は米国とロシアと比べると極めて少ないと主張している。

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