8月13日、豪ニューサウスウェールズ(NSW)州の州都シドニーでは、新型コロナウイルスの新規感染者が再び過去最多を記録し、ロックダウン(都市封鎖)規制の順守を徹底するため、来週から軍の要員がさらに派遣される見通しとなった。写真はロックダウン下で静かなセントラルステーション。シドニーで12日撮影(2021年 ロイター/Loren Elliott)

豪シドニー、コロナ感染再び最多更新 規制徹底で軍派遣拡大へ

[シドニー 13日 ロイター] – 豪ニューサウスウェールズ(NSW)州の州都シドニーでは13日、新型コロナウイルスの新規感染者が再び過去最多を記録し、ロックダウン(都市封鎖)規制の順守を徹底するため、来週から軍の要員がさらに派遣される見通しとなった。

ベレジクリアン州首相は記者団に対し「残念ながら、こうした(感染者数の)傾向は少なくとも今後数日続くだろう」と述べた。

新規感染者数が記録的な水準で推移する中、国防省によると、感染状況が最も深刻な地域で自宅隔離命令の順守を徹底するため、軍の追加派遣要請があったという。

国防省の報道官はロイターに対し、「NSW州警察を支援するため、16日から200人の追加要員を派遣する準備をしている」と述べた。

シドニーでは、武器を持たない軍の要員500人超がホテルや空港などですでに警察の支援に当たっている。

シドニーのロックダウンは導入から7週間近くになるが、NSW州でこの日報告された新規感染者は390人と10日に記録したこれまでの最多(356人)を上回った。新規感染者が300人を超えるのは4日連続。大半がシドニーで確認された。

死者も2人増え、今回の感染拡大における同州での累計の死者は38人となった。

州内の複数の地方都市でも、規制に違反してシドニーから訪問した人から感染が広がり、ロックダウンが実施されている。

豪国内では二大都市シドニーとメルボルンのロックダウンが長期化しているほか、首都キャンベラでも前日夜、1年以上ぶりにロックダウンが導入された。

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