Tony / PIXTA

唯一の温血種である魚  アメリカのビーチで目撃された珍しいムーンフィッシュ

最近、アメリカ・オレゴン州沖の海岸に1メートルを超える巨大でカラフルな熱帯深海魚が座礁し、そのユニークな姿が話題になっています。

オレゴン州シーサイド水族館のボランティアが、7月15日の朝、州北西部のサンセット・ビーチで、このカラフルな「変な魚」を発見しました。

すぐにスタッフが調べに行くと、それは体長3.5ft(106cm)、100lb(45kg)のムーンフィッシュ(別名:月光魚)でした。

ムーンフィッシュは奇妙な形をしており、扁平な楕円形の体、金色に縁取られた目、銀色に輝く腹、その他の部分には金色とオレンジ色の鱗があり、体には白い斑点があります。

シーショア水族館はFacebookの投稿で、この魚は「オレゴン州の海岸では珍しい」と述べ、巨大な魚の写真を数枚掲載しました。

シーサイド水族館で20年間アシスタント・マネージャーを務めるティファニー・ブース氏は、Epoch Times紙に「この魚の写真は見たことがありますが、実際に見たことはありません。写真ではあまり大きく見えませんが、実際に見てみると、その大きさと重さに衝撃を受けました。」と語りました。

ブース氏(38歳)も、この地域のビーチでムーンフィッシュを見たのは初めてだったそうです。

魚の死因は不明ですが、体の状態は良好で、座礁してから1時間後に発見されたと推定されるため、海鳥に食べられていたわけではないと考えられています。

水族館によると、ムーンフィッシュ自体が大きく、最大で6フィート(182cm)、体重は600ポンド(270kg)以上にもなるといいます。

現在、世界で唯一の温血魚として知られる希少なムーンフィッシュは、主に熱帯・温帯の深海に生息し、オキアミやイカを食べています。

深海性の肉食魚で、エラに血管があり、温かい血液が全身を循環しています。

しかし、情報が少ないため、この種についてはほとんど知られておらず、生物学者はムーンフィッシュの年齢を決定する方法を研究しています。

ムーンフィッシュは現在、シーサイド・アクアリウムによって氷上保存されており、来年度には地元の団体である「コロンビア・リバー・マリタイム・ミュージアム」と協力して、幸運な学生たちがこの魚を解剖し、種の詳細を知るために「可能な限りのデータが得られる」ことを期待しています。

「また、学生たちにとっては、日常生活では二度と出会うことのない、美しくてとてもかっこいい魚を解剖するというユニークな体験になるでしょう」とブース氏は言います。

関連記事
豪州初の女性宇宙飛行士ベネル=ペッグ氏は、シドニーの会議で「宇宙には地球上の砂浜の砂粒に例えるほどの恒星があり、生命の存在は確実だ」と語り、太陽系内外での地球外生命探査の可能性に期待を寄せた。「宇宙での発見は生命の理解を深める貴重な手がかりになる」と強調。
食生活の質が気分や認知機能を左右します。健康的な食事がもたらす脳の変化やおすすめ食品をご紹介します! 私たちが日々摂る食事は、脳の構造や機能、そして精神的健康に密接な関係があります。不健康な食生活は脳の容積を減少させ、認知能力や感情の安定に悪影響を与える一方で、食物繊維や抗酸化物質を多く含む高品質な食事はその逆の効果をもたらします。本記事では、食事と脳の関係について詳しく解説します。
平均寿命の伸びが鈍化する中、最新研究が示す寿命の限界や健康寿命の可能性を探ります。
アテネで過ごす充実の24時間プランをご紹介!古代遺跡の探索から地元グルメ、リゾート気分のビーチまで、魅力満載の1日を楽しみましょう。
亜鉛サプリメントが細菌間での抗菌薬耐性(AMR)遺伝子の共有を防ぐ可能性を発見。公衆衛生上の脅威に対する新たな治療アプローチに期待が寄せられています。