8月24日、米国務省高官は、米国のパスポート保持者4000人超とその家族がアフガニスタンから退避したと明らかにした。写真は同日、アフガニスタンの首都カブールの空港で(2021年 ロイター)

米パスポート保持者4000人超と家族がアフガン退避=国務省

[ワシントン 24日 ロイター] – 米国務省の高官は24日、米国のパスポート保持者4000人超とその家族がアフガニスタンから退避したと明らかにした。

アフガンからの退避活動が継続する中、高官は「この数字は今後数日で増加する見通し」と述べた。

これに先立ち、別の米政府高官は、これまでに米国に退避したアフガン市民の具体的な数は把握しておらず、退避を巡る状況は依然「流動的」と述べた。

同高官は、アフガン市民が危険な状況から脱するために、米政府は「可能な限り迅速に行動している」と強調。退避したアフガン人の「明確な数字や内訳は現時点では分からない」とし、「把握していたとしても、状況が進行するに伴い変化するだろう」と述べた。

米国に到着したアフガン市民は新型コロナウイルス検査を受けた後、複数の米軍基地に向かい、就労許可書の申請や再定住に絡むサポートなど受けるという。また、退避したアフガン市民の一角は欧州やアジアの中継地点に移送されたという。

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