米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンへの異物混入が報告された問題で、製造を受託したスペインの製薬会社ロビ(ラボラトリ・ファーマシューティカルROVI)は8月26日、現時点でワクチンの安全性や有効性に関する問題は見つかっていないと明らかにした。7月、スペインのワクチン接種センターで撮影(2021年 ロイター/Borja Suarez)

モデルナ異物混入、現時点で安全性の問題確認されず=製造受託会社

[マドリード/ブリュッセル 26日 ロイター] – 米モデルナ製の新型コロナウイルスワクチンへの異物混入が報告された問題で、製造を受託したスペインの製薬会社ロビ(ラボラトリ・ファーマシューティカルROVI)は26日、現時点でワクチンの安全性や有効性に関する問題は見つかっていないと明らかにした。

日本の厚生労働省は26日、複数の接種会場から、モデルナ製のコロナワクチンに異物の混入があるとの報告があったとして、約163万回分の接種を見合わせると発表した。

ロビは声明で、原因は複数ある同社製造ラインのひとつにあった可能性があり、こうした場合に行う手順で調査をしていると説明。問題となったロットの他、慎重を期すためそれに近いロットも保留にしているとした。

欧州連合(EU)の医薬品規制当局、欧州医薬品庁(EMA)は26日、モデルナ製ワクチンの異物混入問題について調査しているとし、EUに供給された分についても影響があるかどうかを調べていると明らかにした。

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