貧しい母親の手作り誕生日プレゼントが、ネットで反響を呼ぶ
あるシングルマザーの女性が、貧しくて子どもの誕生日プレゼントを買えなかったので、自分で作ってみました。 それをネットにアップしたところ、心温まる反応が続々と寄せられ、息子さんと一緒に感動したそうです。
オクラホマ州に住むティファニー・ホロウェイさんは、1人で4人の男の子を育てているシングルマザーです。最近、彼女の子供の1人であるジェイソン君が5歳になり、誕生日にマンタのぬいぐるみを欲しがりました。疫病のために失業していたホロウェイさんは、購入するお金がなかったので、子供の古い青い毛布でぬいぐるみを作りました。
ネットで写真をアップしたところ、人々からは、「心も手も優しい、愛すべきママ」と賞賛されました。さらに驚いたのは、何百人もの読者が、彼女の息子のジェイソン君に、マンタやイカ、イルカなど海の動物をモチーフにしたぬいぐるみをプレゼントしたことです。
ホロウェイさんは、プレゼントを持った子どもたちの写真を投稿し、「私の息子のためにしてくれたことを見て、あなたたちはみんな素晴らしいわ。息子はプレゼントをもらって大喜びし、ジェイソンは約1時間かけてそれぞれのぬいぐるみに名前をつけ、夜はすべてのぬいぐるみを自分のベッドに置くことを主張したの」と書いています。「彼のベッドにはほとんどスペースがなかったけれど、彼はすべての動物と一緒に寝るんだって」。
しかし、この話はまだ終わっていません。
ある人がホロウェイさんに、ミシンを寄贈してくれました。他の人たちがそれを見て、「あなたのスキルなら、ミシンを活用して、副収入を得るのに最適な方法だと思うわ」と励ましてくれる人もいました。
また、匿名の人がオクラホマ州のブルー・ズーに連絡を取り、ジェイソン君とその家族が、動物園のチケットを購入できるように100ドルを寄付してくれたので、ジェイソン君は、大好きな海の動物を見たり、触ったりすることができました。
また、ジェニファー・プロコップさんという女性は、ジェイソン君の家族のために、オクラホマシティ動物園のチケットを購入し、エイに餌を与えるためのチケットを4枚購入しました。
さらに、プロコップさんは、ジェイソン君の家族のために、オンラインでの寄付の募集を開始しました。寄付金は、家族の必需品や子どもたちの学用品の購入に充てられます。
ホロウェイさんは、自分と子どもたちは家庭内暴力の被害者であり、ジェイソン君はそのトラウマから、ほとんど笑うことがないと言いました。
ホロウェイさんは、「見知らぬ人からの溢れんばかりの愛と優しさが、少年に貴重な笑顔をもたらしてくれたことは、私にとって何よりも大事なことです」そして、「苦労して孤独を感じても、1番必要なときに支えてくれる良い人たちが、世界にいることを思い出させてくれます」と語りました。
(翻訳編集・里見)