米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)によると、5日時点でアフガニスタンでは米国や他国のビザを保有する米国人やアフガン人数十人を含む約1000人が、イスラム主義組織タリバンによる出国便の飛行許可を待つ中、5日間にわたって足止めを余儀なくされている。写真はマザリシャリフの国際空港。9月3日撮影(2021年i Maxar Technologies/Handout via REUTERS )

アフガン北部で約1000人足止め、タリバンの飛行許可待ち=米紙

[ワシントン 5日 ロイター] – 米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)によると、5日時点でアフガニスタンでは米国や他国のビザを保有する米国人やアフガン人数十人を含む約1000人が、イスラム主義組織タリバンによる出国便の飛行許可を待つ中、5日間にわたって足止めを余儀なくされている。

同紙は、アフガン北部マザリシャリフの国際空港からの出国を希望する人々が、タリバンによる首都カブール掌握後にカブールの空港から出国できなくなっている数千人と同様の状況に直面していると伝えた。

米下院外交委員会の共和党トップ、マイク・マッコール議員が「フォックス・ニュース・サンデー」で語ったところによると、マザリシャリフの空港では米国人とアフガン人通訳者らを乗せた航空機6機が、タリバンからまだ許可を得ていないため離陸できない状態という。

同議員は、タリバンが飛行を許可することの見返りを要求し乗客を「人質」に取っていると述べ、同組織が米国による全面的な承認を求めているとの見解を示した。

ただ、複数のメディアは同議員の発言に異議を唱えている。

アフガンからの退避活動に詳しいある人物はロイターに対し、乗客を「人質」と表現するのは正しくないと述べた。

NYTは、カタールで退避便の手配に関与した当局者の話として、マザリシャリフの空港で航空機が必要な許可を得ており、タリバンの最終承認を待っているところだと伝えた。

同当局者は「タリバンは航空機を人質にしている訳ではない」と述べた。

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