東京・永田町の自民党本部。9月7日撮影(2021年 時事通信)

自民党総裁選が告示、河野・岸田・高市・野田氏が立候補を届け出

[東京 17日 ロイター] – 菅義偉首相の後継を選ぶ自民党総裁選が17日午前告示され、河野太郎行革担当相、岸田文雄前政調会長、高市早苗前総務相、野田聖子幹事長代行が立候補を届け出た。

総裁選は、衆参両院の議長を除く国会議員票383票と、同数の党員・党友票(383票)を合わせ766票で競う。1回目の投票で過半数を得た候補がいない場合は上位2人で決選投票を行う。

4氏は17日午後に所見表明、共同会見に臨み、18日には日本記者クラブ主催の公開討論会、19日にはニコニコ動画主催討論会、20日は自民党青年局・女性局主催公開討論会が開かれる。

昨年の総裁選に続き、新型コロナウイルス感染防止のため街頭演説は控える。代わりに23日から4日間、オンラインで国民の質問に候補者が直接答える討論会を政策テーマ別に4回開催する。

23日はコロナ・経済対策やデジタル、社会保障、24日は外交・安全保障、環境、エネルギー、25日は防災、国土強靭化、観光、農林水産、26日は憲法改正、少子化・人口減少対策、地方創生、スポーツ文化振興など。

投開票は29日。10月4日には臨時国会が召集され首班指名選挙が実施される。

候補者4人の推薦人名簿は以下の通り。

◎は推薦人代表、○は選挙責任者、届け出順

●河野太郎

◎伊藤達也、○坂本哲志、あべ俊子、穴見陽一、伊藤忠彦、石原宏高、うえの賢一郎、岡下昌平、田中良生、平将明、高橋ひなこ、武村展英、野中厚、古川禎久、宮崎政久、義家弘介、島村大、そのだ修光、中西健治、山下雄平

●岸田文雄

◎鈴木俊一、○根本匠、石田真敏、大野敬太郎、加藤鮎子、梶山弘志、鈴木隼人、高木毅、土屋品子、西銘恒三郎、堀内詔子、本田太郎、山際大志郎、吉野正芳、渡辺博道、猪口邦子、今井絵理子、二之湯智、宮本周司、森まさこ

●高市早苗

◎西村康稔、○古屋圭司、馳浩、山口壮、江藤拓、城内実、高鳥修一、木原稔、黄川田仁志、石川昭政、小林鷹之、佐々木紀、小林茂樹、衛藤晟一 、山谷えり子、片山さつき、青山繁晴、山田宏、佐藤啓、小野田紀美

●野田聖子

◎三原じゅん子、○渡辺猛之、大岡敏孝、神谷昇、川崎二郎、木村弥生、出畑実、渡海紀三郎、浜田靖一、百武公親、福井照、宮路拓馬、岩本剛人、清水真人、柘植芳文、鶴保庸介、徳茂雅之、三木享、元栄太一郎、山田俊男

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