クアッド会議、ワクチンやインフラなどで進展の見通し=米政府高官
[ワシントン 23日 ロイター] – 米政府高官は23日、ホワイトハウスで24日開催される日本・米国・オーストラリア・インドの4カ国首脳会議(クアッド・サミット)では、インフラや保健、サイバー問題などの複数の分野で進展がある見通しと語った。
今回は初の対面形式での会議となり、バイデン大統領、菅義偉首相、オーストラリアのモリソン首相、インドのモディ首相が出席する。
政府高官はロイターに対し、詳細には踏み込まなかったものの、会議ではインド太平洋地域向けの新型コロナウイルスワクチン支援の次のステップを巡り「多くが語られることになるだろう」と語った。
さらに、会議の焦点ではないとしつつも、「地域の安全保障など、多岐にわたる項目について協議が行われる」としたほか、「教育やインフラに関する目標についても話し合いが行われる」と述べた。
その上で「4カ国の絆は深まっている」とし、「われわれが目指しているのは、より自由な議論の場を設けることだ」とした。
関連記事
中国共産党(中共)の米国における代理人が次々と逮捕。起訴状の公開により、さらなる詳細が明らかになっており、各界から国際社会に対し、中共の浸透に対する警戒を強化し、人権侵害行為に対する制裁を強化するよう呼びかけられている
12月20日、米国務省の外交団がシリアに到着した。バッシャール・アサド政権崩壊後、ワシントン高官がダマスカスを公式訪問するのは初めてとなる。
10年前、中共は「中国製造2025」計画を掲げハイテク製造業強国を目指した。しかし現在、中共は知的財産権侵害や不公正競争の指摘を受けている。EVや高速鉄道で進展も、核心的な技術は不十分だ。
英国のフィリップソン教育相は、中国による高等教育機関への影響について警戒を呼びかけている。庶民院での議論では、中国が公的機関や企業、大学にまで浸透している実態が指摘された。
12月16日、英豪閣僚級会議がロンドンで開催され、中共のスパイ浸透対策が主要議題となった。英国外相は中共スパイの楊騰波の入国拒否を支持し、豪州外相は複雑な国際情勢を指摘。英国の外国影響力登録制度の施行は延期され、中共の指定級が注目されている。