選挙介入、SNS操作…仏最新報告書が暴く中国共産党の影響工作
フランス国防省傘下のフランス軍事学校戦略研究所(IRSEM)は9月20日、中国共産党が国内外で行っている様々な影響工作などを分析した長編の報告書「中国の影響工作」を発表した。外国の選挙に対する介入や世論操作、戦狼外交などの具体的な手法と、その根底にある基礎的な概念や具体例までを詳述し、分析を加えた。これらの手段は最終的に中国共産党のイメージダウンと弱体化につながるため、全体的に失敗であると断じた。
報告書が発表されると、「ル・モンド」紙をはじめとする30以上のフランスメディアが一斉に報道した。中国の駐フランス大使は報告書について記者から質問された際、報告書は「赤裸々な反中国行為である」とだけ述べ、内容については回答を避けた。
報告書は中国共産党の影響工作について、その基礎となる概念、工作を実行する主体、具体的な工作の手法、そして具体例という4つのパートに分けて紹介している。
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