北極圏の権利主張する中国 態度は南シナ海より静か 専門家「様子見している」
一部の北極圏専門家によると、北極圏への関与に関しての中国のアプローチは、南シナ海における攻撃的な戦術よりもはるかに柔軟である。南シナ海では海事分野の権利に関して各国と絶えず意見が対立しており、しばしば航行の自由をめぐる論争を引き起こしている。
対照的なアプローチの背後には多くの理由がある。学者2人が最近同意したことによれば、中国が多国間の北極評議会に貢献し、北極諸国と協力し、北極地域の将来が中国の国家安全保障の問題であると主張する試みにおいてますます困難に直面している。
デンマーク王立防衛大学(Royal Danish Defence College)戦略および軍事学部(Institute for Strategy and War Studies)のカミラ・ソレンセン(Camilla T.N. Sorensen)准教授は、「私たちが北極圏で見ているのは、北極圏での世界と地域の横断的なセキュリティダイナミクスの複雑化がますます進んでいることです。中国にとってこれは北極圏での行動がより困難になったことを意味します」と述べている。
関連記事
中国の2026年第3四半期GDP成長率は4.4%と予測され、年間目標の下限を下回る見通しだ。半導体やAIが伸びる一方、内需や不動産は低迷。IMFは資本配分の偏りが生産性の伸びを抑えていると指摘
中国で仕事をする台湾芸能人に求められる「政治的忠誠」。中国で稼ぐために、どこまで求められるのか
せっかくの大型連休、観光スポットには警察官がずらり。上海の外灘や南京路では今年も「人間の壁」が登場。少々殺伐として見える光景だが、ここまで警戒するのには理由がある
中国の大学で広がる「密告競争」。VPN、欠席、ゲーム、禁止家電、SNSでの発言まで、ライバルの弱みを大学に通報。相手が推薦から外れれば、自分にチャンスが回ってくる
中共がWHO次期事務局長選に政府高官の宋莉を擁立する計画だとロイターが報じた。米国のWHO脱退を背景に、中共による国際機関への浸透や影響力拡大、候補者の独立性をめぐる懸念が高まっている