10月5日、マレーシア政府は4日、中国の船舶が領海に「不法侵入」したとして、中国の駐マレーシア大使を呼んで抗議した。写真はマレーシアの旗。クアラルンプールで2019年7月撮影(2021年 ロイター/Lim Huey Teng)

マレーシア、中国船舶の領海侵入に抗議

[クアラルンプール 5日 ロイター] – マレーシア政府は4日、中国の船舶が領海に「不法侵入」したとして、中国の駐マレーシア大使を呼んで抗議した。外務省が同日、明らかにした。

同省は、調査船を含む中国の船舶が、東部サバ州、サラワク州沖のマレーシアの排他的経済水域(EEZ)内で活動したとして抗議。中国船舶がいつ見つかったかは明らかにしなかった。

同省は「領海での主権を守るためのマレーシアの一貫した立場と行動は国際法に基づいている」と表明した。

在マレーシアの中国大使館のコメントは取れていない。

先週のメディア報道によると、中国の調査船はサバ州沖のマレーシア領海で、マレーシアの国営エネルギー会社ペトロナスが契約した船舶の付近を航行したという。

昨年には、中国の別の調査船がマレーシアのEEZ内でペトロナスが契約した石油探査船と1カ月にわたって対峙。中国は調査船が通常の活動を行っていると主張していた。

マレーシア外務省は、南シナ海に関するすべての問題は平和的かつ建設的に解決する必要があると表明した。

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