サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は7日、6日にスイスで行なった中国の楊潔チ国務委員との会談について「双方の異なる見解や意図を明確にする好機になったという意味で生産的だった」と述べた。8月撮影(2021年 ロイター/Leah Millis)

米大統領補佐官「激しい競争には激しい外交」、中国との協議受け

[ブリュッセル 7日 ロイター] – サリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)は7日、6日にスイスで行なった中国の楊潔チ国務委員との会談について「双方の異なる見解や意図を明確にする好機になったという意味で生産的だった」と述べた。

さらに会談が「米中間の激しい競争を責任ある形で管理し、紛争や対立を回避する環境を整える」ための最善の方策だったとした上で、「激しい競争には激しい外交が必要というのが私の基本的な結論であり、こうした対話をさらに重ねていく必要がある」と強調した。

会談では、サリバン氏は人権問題のほか、新疆ウイグル自治区、香港、南シナ海、台湾などを巡る米国の懸念を提起。激しい応酬が展開された3月の米アラスカ州での会談とは異なる雰囲気だったという。

サリバン氏は、台湾に関する話し合いでは「直接的かつ厳しいやり取り」があったとしつつも、詳細には踏み込まなった。

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