10月8日、国会で所信表明演説を行う岸田文雄首相 (Photo by CHARLY TRIBALLEAU/AFP via Getty Images)

岸田首相、プーチン大統領と電話会談 トップ会談の順番「厳密な意味はない」

岸田首相は7日夕方、ロシアのプーチン大統領と電話で首脳会談を行った。首相は会談後の会見で、ロシアとの関係において北方四島の帰属問題を明らかにして平和条約を締結するとの基本方針は変わらないと述べた。

電話会談のなかで、岸田首相は、2018年のシンガポール合意などこれまでの合意を踏まえ、平和条約締結を目指すこと、また日露関係全体を互恵的に発展させる考えを伝えた。

クレムリンは、岸田首相誕生当日の4日に祝意メッセージを発表。プーチン大統領は「日露間のさまざまな分野における建設的な協力を促進することが、両国の基本的な利益につながることは疑いの余地がない。私はロシアが対話を重視し、二国間、地域、国際的な議題について協力していくことを望んでいる」と述べたという。

▶ 続きを読む
関連記事
ワグネル傭兵団のリーダーであるエフゲニー・プリゴジン氏は23日、ロシア軍トップのワレリー・ゲラシモフ将軍がウク […]
中国を訪問したロシアのニコライ・パトルシェフ連邦安全保障会議書記は19日、郭声琨・中央政法委員会書記と会談した […]
中国共産党のナンバー3、栗戦書・全国人民代表大会(全人代、国会に相当)常務委員長は7~10日の日程でロシアを訪 […]
中国政府が掲げる広域経済圏構想「一帯一路」は近年、世界経済の減速と、参加国の債務急増に対する国際社会の批判が原 […]
ロシアが9月1〜7日まで極東地域で実施する大規模軍事演習「ボストーク(東方)2022」には、中国やインドなど1 […]