G20、アフガン情勢巡り12日に特別首脳会議
[ローマ 12日 ロイター] – イタリアのドラギ首相の主催で、アフガニスタン情勢に関する主要20カ国・地域(G20)の特別首脳会議が12日、オンライン形式で行われる。アフガンへの支援や治安問題、欧米人のアフガン退避などが議題となる。
国連のグテレス事務総長も参加予定。アフガン情勢への対応を巡り主要国の意見が大きく分かれる中、G20議長国のイタリアは開催に向け取り組んできた。
ある外交筋は「欧米諸国がタリバンの政権運営や女性の扱いなどで関与を望んでいるのに対して、中国とロシアは干渉しない方針であることが大きな問題となっている」と語った。
中国は、アフガンに対する経済制裁を解除し、国外で凍結されている資産の解除を求めている。これについて12日に議論するかは不明。
バイデン米大統領やインドのモディ首相、欧州主要国の首脳らの参加が見込まれる一方、中国メディアは、習近平国家主席は参加しないと報じている。ロシアのプーチン大統領が参加するかどうかも明らかではない。
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