レバノンのキリスト教マロン派のアルライ大主教(写真)は10月17日の説教で、昨年8月に首都ベイルートで起きた大規模爆発の原因を捜査する判事について、政治的介入や宗派間の「行動主義」の影響を排除すべきだと呼び掛けた。提供写真。2020年7月撮影(2021年 ロイター/ Dalati Nohra/Handout via REUTERS)

レバノンのキリスト教指導者、爆発事故捜査巡り判事の独立性強調

[ベイルート 17日 ロイター] – レバノンのキリスト教マロン派のアルライ大主教は17日の説教で、昨年8月に首都ベイルートで起きた大規模爆発の原因を捜査する判事について、政治的介入や宗派間の「行動主義」の影響を排除すべきだと呼び掛けた。

また、どの当事者も脅しや暴力に訴えるべきではないと強調した。ベイルートでは14日、事故の捜査を巡り衝突が起こり、過去10年余りで最悪の市街戦に発展した。

アルライ氏は「権力分立の原理原則に沿って司法の独立性を尊重すべきだ」と訴えた。マロン派はレバノン最大のキリスト教勢力で、同氏はその指導者として大きな影響力を持つ。同国ではマロン派とイスラム教の複数の宗派が政治的権力を分配している。

200人以上の犠牲者が出た昨年の爆発事故の捜査はほとんど進展しておらず、親イランのイスラム教シーア派組織ヒズボラは捜査を主導する判事について、偏った考えを持ち、政治的動機があると主張している。

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