中国企業、カナダの資源会社2社を買収 専門家から懸念の声
中国当局は世界覇権の実現のために、重要産業を支える鉱物資源の確保戦略として、長年、カナダの鉱山開発会社の買収を繰り返してきた。
ここ2カ月間、中国企業は相次いで、カナダの鉱業大手2社を買収した。一部の専門家は、カナダは国益を守るために対策を講じ、世界に脅威をもたらす中国当局の鉱物資源戦略にブレーキをかけるべきだと同国政府に助言した。
ハイテク時代では、携帯電話、電気自動車、ソーラーパネル、さらに飛行機やミサイルの製造までが、レアアース、銅、ニッケル、リチウムなどの各種の鉱物資源に依存している。中国当局は以前から、資源国であるカナダに狙いをつけてきた。
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