11月4日、米国務省は、バイデン政権下で初めて、サウジアラビアに対する武器の大型売却を承認した。空対空ミサイル280発を売却する。写真はリヤドに向けて打ち上げられたという弾道ミサイルなどの武器の破片、リヤドで2020年7月撮影(2021年 ロイター/Ahmed Yosri)

米国務省、サウジへの大型武器売却を承認 バイデン政権下で初

[ワシントン 4日 ロイター] – 米国務省は、バイデン政権下で初めて、サウジアラビアに対する武器の大型売却を承認した。空対空ミサイル280発を売却する。売却額は最大6億5000万ドル。

米国防総省が4日明らかにした。

サウジは中東で米国の重要なパートナーとなっているが、米議会は、サウジが世界最悪の人道危機の一つとされるイエメン内戦に関与していることを批判。米国製の武器が民間人の殺害に利用されない保証がないとして、サウジへの武器売却の承認を多数拒否している。

国防総省は4日、議会に今回の売却案件を通知。議会で承認されれば、バイデン政権がサウジに防衛用兵器しか売却しない政策を採用して以降、初のサウジ向け武器売却となる。

報道官によると、国務省は10月26日に売却を承認。「過去1年、サウジに対する国境を越えた攻撃が増えている」と指摘した。

ミサイルは米レイセオン・テクノロジーズ製。

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