経産・経済安保両大臣、半導体の供給網強靭化に意欲 TSMC工場建設で製造基盤整備へ
半導体受託生産で世界大手の台湾積体電路製造(TSMC)が熊本県での工場建設を正式発表したことを受け、関係閣僚は国内における安定供給に向けた生産基盤の確保と長期的な支援枠組みの構築に意欲を示した。
萩生田光一経済産業相は10日の閣議後記者会見で「半導体の安定供給は安全保障の観点からも非常に重要」であり、TSMCの熊本県への投資は「我が国のミッシングピースを埋めるもの」だと述べた。
そのうえで、先端半導体の国内製造基盤の確保に向けてメーカーや研究機関と連携するなど総合的な環境整備を進めるとともに「他国に匹敵する措置」を講ずるべく、必要な予算を確保すると発言した。
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