香港、中共式「健康コード」10日から運用 監視強化か
香港政府は2日、中共ウイルス(新型コロナウイルス)関連の個人情報を記録する中国式「健康コード」の運用を10日から開始すると発表した。中国本土に入国した際の21日隔離措置を免除し、検疫なし往来の再開をめざすとしている。人権弁護士などからは、中国共産党がデジタル監視と社会統制のために健康コードを利用するのではないかと懸念する声があがっている。
香港の健康コードは、同政府が開発した中共ウイルス感染対策アプリ「安心出行(LeaveHomeSafe)」からデータを取り込み、ユーザーの実名、身分証明書番号、住所、旅行歴などの個人情報の登録が義務付けられる。中国共産党が使用している健康コードと同様に申請すると、緑、黄、赤の色分けされたコードが付与される仕組みだ。緑のコードは自由に通行できることを意味し、黄と赤のコードはそれぞれ一定期間の隔離が必要となる。
緑のコードを持つユーザーのみが中国本土への入国を許され、公共交通機関や店舗に入店する際には提示が求められるという。香港特別行政区政府の林偉喬(ビクター・ラム)最高情報責任者(CIO)は、対象者が感染者または感染のリスクが高い場合に限り、本人同意を経て中国共産党当局に個人データを提供するという。
関連記事
中国で衝突が各地で続発。住民抗議に警察が強制排除。北京も厳戒に。何が起きているのか
中共元首相の温家宝が今週、中国科学院地理科学・資源研究所を視察した。この動きは異例ともいえるほど大きく扱われた。時事評論家の唐靖遠氏は、これは温家宝の軟禁説を打ち消すためだけではなく、習近平に張り合う可能性があると指摘
中国南部で大気の状態が非常に不安定となり、広州では3月29日、猛烈な雷雨に見舞われた。1時間の降雨量は54.8ミリに達し、道路の冠水が相次いだ。現地のネット上では、「高圧洗浄機のような雨だった」と驚きの声が上がった
2025年の中国共産党内での汚職摘発総額が1兆元超に達したことが内部関係者の証言で明らかに。現職・退職幹部の隠し資産や海外預金も露見し、権力と資金が制度的に結びつく構造が浮き彫りになった
最近、中共外交部と中国中央電視台(CCTV)が米国に留学していた中国人博士研究員が米国の法執行機関による事情聴取を受けた後に自殺したと主張したうえで、米国が国家安全の概念を拡大していると批判した。