12月3日、ブリンケン米国務長官は、中国指導部は台湾に対する行動を慎重に考えるべきとし、中国が台湾海峡で危機を引き起こした場合、「恐ろしい結果」を招くと警告した。写真はストックホルムで2日、代表撮影(2021年 ロイター)

米国務長官、台湾巡り中国指導部に警告

[ロンドン/ワシントン  3日 ロイター] – ブリンケン米国務長官は3日、中国指導部は台湾に対する行動を慎重に考えるべきとし、中国が台湾海峡で危機を引き起こした場合、「恐ろしい結果」を招くと警告した。

ロイターネクストの会議で、中国が台湾に侵攻するのではないかとの質問に対し「そうなれば悲惨な判断になる」と応じた上で、台湾が自衛手段を持つことに「断固としてコミットする」米政府の姿勢を改めて示した。

また、中国は挑発的な軍事演習を実施し、台湾を世界から孤立させることで台湾海峡周辺の現状を変えようとしていると指摘。「この件に関し中国指導部が非常に慎重に検討することを望む。多くの人々に恐ろしい結果をもたらし、中国を含め誰の利益にもならないような危機を引き起こさないようにしてもらいたい」と語った。

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