12月6日、松野博一官房長官は会見で、新型コロナウイルスの3回目のワクチン接種に関し、モデルナ製とファイザー製を合わせて1億7000万回分の供給を受ける契約を既に締結済みであるとの見解を示した。10月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

接種3回目用に1億7000万回分のワクチン供与で契約済み=官房長官

[東京 6日 ロイター] – 松野博一官房長官は6日午後の会見で、新型コロナウイルスの3回目のワクチン接種に関し、モデルナ製とファイザー製を合わせて1億7000万回分の供給を受ける契約を既に締結済みであるとの見解を示した。

松野官房長官は、希望する国民全てに接種できるワクチンの量を「総量として必要な分を確保できる見通しとなった」と述べた。

3回目接種の実施方法や時期については、新たな変異株であるオミクロン株へのワクチンの効果に関する検証結果を見極めつつ、2回目から8カ月後の3回目接種を前倒し実施する範囲や時期について「優先度に応じ、範囲や方法を示したい」と語った。

一方、国内で3例目となるオミクロン株への感染を確認したことも公表した。感染者はイタリアに滞在歴のある30代の男性で、入国時の検査でコロナに感染していることが判明し、その後のゲノム解析でオミクロン株に感染していることが分かったという。

松野官房長官は、同行者や飛行機内で近くの座席にいた人については把握済みであると説明した。

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