2019年10月21日、カナダ・オンタリオ州トロントで行われたカナダの第43回総選挙の投票所(Trinity Community Rec Center)に投票するために並ぶ人々。(Photo by Brett Gundlock/Getty Images)

中国共産党、カナダ総選挙を妨害するために偽情報を流布=報告書

中国共産党公式メディアと代理人は2021年のカナダ連邦選挙結果に影響を与えるため、様々なメディアプラットフォームで扇動記事や偽情報を流していた。共産党に不都合な政策の阻止や政治行動を弱体化する狙いがあるとみられる。世界の偽情報を監視するカナダ拠点団体「ディスインフォ・ウォッチ(DisinfoWatch)」が報告書のなかで指摘した。

報告書は、創設者のマーカス・コルガ(Marcus Kolga)氏と、カナダのシンクタンク「マクドナルド・ローリエ研究所」(MacDonald Laurier Institute)の通信責任者である劉愛民氏が12月1日に発表した。

報告によると、中国当局の代理人は共産党機関紙・環球時報やSNSの微信(WeChat)、華僑が集まるローカルサイトなど、さまざまなメディアプラットフォームで扇動記事や偽情報を流していた。偽情報は特に、中国系カナダ人の有権者が野党・保守党候補者を避ける内容に集中している。

▶ 続きを読む
関連記事
9日に行われた中共外交部の記者会見で、ロシア国営メディア「ロシア・トゥデイ」の中国駐在記者による質問が波紋を呼んだ。記者は、エストニアのマルグス・ツァフクナ外相が「プーチンの友人は天国、地獄、あるいは刑務所にいる」と述べた発言を引用し、中共側の見解を求めた。
米中首脳会談に向けた調整の難航や、入国禁止措置を受けているルビオ国務長官の同行、会談直後の台湾向け武器売却の可能性などが重なり、中共側は面子維持に苦慮するとみられている。
トランプ政権の第1期には、トランプ氏が北京を介さず直接金正恩と対話した経緯があり、中共は朝鮮半島問題での主導権を失うことを警戒してきたとし、今回の対北接近は、米中首脳会談を前に影響力を示す狙いがあるとの見方も出ている。
北朝鮮による拉致被害者家族会と「救う会」の集会で、米国の対イラン攻撃やベネズエラへの軍事介入が金正恩に「大きな衝撃」を与えていると分析。現在、金正恩は妹の金与正に米国の動向をリアルタイムで毎日報告させている
米空軍大学の研究機関は、中国ロケット軍の核弾頭管理体制を分析した報告書を公表した。備蓄施設や輸送経路の実態を追跡し、管理の弱点も指摘している。専門家は、米国が情報公開を通じて中国に圧力をかける戦略的抑止の狙いがあるとみている。