中国の海上民兵が南シナ海の秩序を脅かす=米CSIS報告
米国のシンクタンクが発表した新たな報告書によると、数百隻の中国海上民兵の船舶が継続して南シナ海の紛争地帯で活動しており、これは「国際法に根ざした海上秩序」への著しい挑戦となっている。
ワシントンD.C.に拠点を置く戦略国際問題研究所(CSIS)は、中国共産党(CCP)が長年にわたり南シナ海での主張を主張するために民兵組織の拡大に資金を提供していると述べている。
2021年11月に公表された報告書「中国の海上民兵の内幕を暴露する(Pulling Back the Curtain on China’s Maritime Militia)」でCSISは、紛争海域で中国の政治的目的を達成するために中国の法執行機関や軍隊と共に活動していると思われる部隊の包括的な概要を提供した。
関連記事
南シナ海スカボロー礁で中共海軍艦と海警船が衝突し中国人船員2人が死亡。フィリピン側は主権侵害と批判し、両国間で緊張が高まっている。
日米韓が最初の「インド太平洋」対話を、米国東部時間5日にワシントンで開催した。
中国共産党は最近のハイレベル協議や、南シナ海はフィリピンの排他的経済水域(EEZ)内であるという2016年の国 […]
中共は南シナ海の紛争を解決するためにベトナムを引き寄せている。対中国共産党包囲網の下で、各国はベトナムを引き込もうとしている。
中国が南シナ海で進めている人工島建設は、同海域の海洋環境に壊滅的な打撃を与え、サンゴ礁を破壊し、魚類資源を脅か […]