善には善の報いがある 娘の難病が治った老人のお話
沈じいさんは、裕福であちこちの旅行者をもてなす家をいくつか持っていた。ある冬の日、大雪が降る中、青褐色の服を着た男性が「ここに来る途中に泥棒に遭い、荷物を全部持っていかれてしまった。どうか私を哀れんで一晩泊まらせてください」と懇願した。
生まれ付き、親切で寛大だった沈じいさんは急いで彼を迎え入れ「雨雪が降っているのにそんな薄着で寒いでしょう」と言い、冬の外套を持って来て、火をつけて部屋を暖めると、食事と酒を用意した。
翌日、旅人は出かける前に沈じいさんにいくらかのお金を渡した。旅人は「あなたの優しさと寛大さに恩義を感じていますが、これしかお返しすることが出来ません。ただあなたは顔色が悪いですね。具合でも悪いのですか? 何か理由があるなら聞かせください」と尋ねた。
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