米宇宙軍は13回目となる「シュリーバー机上演習」を行い、中国やロシアからの脅威に対する人工衛星の耐久性を点検している。提供写真。視察へ向かうヒックス国防副長官(左)コロラドで13日撮影(2021年 ロイター/Staff Sgt. Brittany A. Chase)

米宇宙軍が机上演習、衛星網の耐久性試す

[ピーターソン宇宙軍基地(米コロラド州) 13日 ロイター] – 米宇宙軍は13回目となる「シュリーバー机上演習」を行い、中国やロシアからの脅威に対する人工衛星の耐久性を点検している。ロシアは数週間前に自国の古い人工衛星をミサイルで破壊する実験を行ったばかりで、米当局は攻撃に強い衛星網を確立する必要性を感じている。

演習では、ミサイルを追跡する衛星を撃ち落としたり衛星通信を妨害するなど、電子戦の作戦能力に関してシミュレーションを実施。実際の衛星は使われていない。

演習は米軍が主催し、英国、カナダ、オーストラリアなどが参加。多国間の机上演習は3回目となった。ヒックス国防副長官が視察した。

ロシアは先月、古い人工衛星を破壊する実験を行い、「極めて正確」な攻撃で成功させたと発表した。

衛星は実戦での軍の通信や、配備位置および時間の確認で不可欠。机上演習は10日間続く。

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