世界中のピラミッド(11) バングラディッシュ・カンボジア・インド

バングラデシュパハルプールの仏教寺院遺跡群

パハルプールの仏教寺院遺跡群は7世紀以前の大乗仏教がバングラデシュで栄えたことの証です。

19世紀初め、バングラデシュ北部のナオガオン(Naogaon)地区のパハルプールで発掘され、当時、世界重大考古発見の一つとされていました。

検証によると、8世紀パーラ王朝の時期に建設され始め、その後、何百年の戦争や略奪を経て、12世紀にヒンドゥー教徒が引き継ぐことになりました。

一辺330mの敷地内に、177の僧院、45の個人部屋が存在しました。遺跡の地下からは大量の精巧な彫刻品が発掘されています。ピラミッド型、十字型をしたこの寺院の建設様式はミャンマーやジャワ島などから深い影響を受けたとされています。簡単な曲線と多くの彫刻を合わせたこの独特の芸術は、カンボジアの仏教建築にも影響を与えました。

カンボジア:神秘的なアンコール・ワット

アンコール・ワットを世界のピラミッドシリーズに入れたのは、エジプトやマヤのピラミッドと酷似している部分があるためです。それは、アンコール・ワットはりゅう座、エジプトのピラミッドはオリオン座、マヤのピラミッドはしし座と、どの建築物も星座に対応しているためです。

エジプトのピラミッド、マヤのピラミッド、そして、アンコール・ワットの建設は何千年も離れていますが、しかし、建設上における理念が一致していることには驚かずにはいられません。これらの建築物は皆、アトランティス文明に由来しているのではないかと考える学者もいます。

インド:ブリハディーシュヴァラ寺院

ブリハディーシュヴァラ寺院は、インドのタンジャーブル市内に位置しており、1002年に建設され、メインの塔の高さは66メートルで、彫刻された花崗岩でできています。

(つづく)
 

――正見ネットより転載
(作者・意文/翻訳編集・天野秀)