2021年8月1日、マイアミ港に停泊中のロイヤル・カリビアンのクルーズ船「シンフォニー・オブ・ザ・シーズ」(Daniel Slim/AFP via Getty Images)

米クルーズ船でクラスター、48人陽性 約6000人の乗客乗員はワクチン接種済み

クルーズ船大手ロイヤル・カリビアン・インターナショナル(RCI)によると、同社所有のクルーズ船に乗船していた48人が、中共ウイルス(新型コロナウイルス)の陽性反応が認められたと発表した。同社は12歳以上の全員にワクチン接種証明書の提示を乗船条件としていることから、今回の乗船者全員はワクチン接種済みとみられる。

発表によると、6000人以上の乗客乗員を乗せた「シンフォニー・オブ・ザ・シーズ」は12月11日にフロリダ州マイアミを出発したが、航行中に1人の陽性反応を確認。その後48人の陽性反応が認められ直ちに隔離したという。また、ツアーの早い段階で陽性と判定された6人は途中で下船した。

同社広報担当者ライアン・シェラ・カロ氏によると、48人は無症状もしくは軽度の症状を発症していた。また、疾病管理予防センター(CDC)の検査で感染例のなかにはオミクロン株も含まれることがわかった。陽性者が船内で確認されたことについて、当該船以外のクルーズ船の乗客らにも通知するようCDCから要請を受けたという。

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