南アフリカで行われた研究で、新型コロナウイルスのオミクロン変異株はデルタ株と比べて入院や重症化のリスクが低いことが明らかになった。ヨハネスブルクでのワクチン接種、9日撮影。(2021年 ロイター/Sumaya Hisham)

オミクロン株、デルタ株より入院に至るリスク低い=南ア研究

[22日 ロイター] – 南アフリカで行われた研究で、新型コロナウイルスオミクロン変異株はデルタ株と比べて入院や重症化のリスクが低いことが明らかになった。ただ免疫力の高さが結果に影響した可能性があると指摘した。

国立伝染病研究所(NICD)や主要な大学の専門家グループが行ったもので、南アで10─11月に報告されたオミクロン株の感染データと4─11月のデルタ株のデータを比較した。

それによると、オミクロン株の感染者はデルタ株の感染者と比べて入院リスクが約80%、重症化リスクは約30%低かった。

ただしいくつか注意点を挙げ、オミクロン株の本質的な特性について結論を急ぐべきではないとした。

英イースト・アングリア大医学部のポール・ハンター教授は、オミクロン株感染者が入院に至るケースが少なかったことについて「毒性の違いによるものか、11月の方が早い時期と比べて住民の免疫力が高かったからかは分からない」と指摘した。

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