「辱華」と一部のネットユーザーから批判された中国のフードメーカー「三只松鼠」の広告ポスター(ウェイボーより)

「目が細い…」後絶たない中国侮辱事件 「病気だ」と反論する女性モデル

中国のフードメーカー「三只松鼠(Three Squirrels)」は広告ポスターに目の細い女性モデルを起用したことで、一部のネットユーザーから「中国人のイメージを意図的に醜悪化した」と非難を受けた。いっぽう、女性モデルは容姿は仕方がないことだと反論した。

問題になったのは、2019年10月に撮影された同社の商品宣伝ポスター。「モデルの目は細すぎ、それに唇は分厚過ぎる、これらのメイクは故意に中国人のイメージを醜悪化した」とあるユーザーが投稿した。

三只松鼠は26日、謝罪声明を出した。「モデルは中国人であり、メイクも本人の特徴に基づくもので、故意に醜悪化を意図したわけではない」と釈明し、問題の広告を差し替えたと述べた。

▶ 続きを読む
関連記事
台北101を見下ろす中国軍ドローン。 中国軍「ここまで来ている」? 実際に使われたのは、台湾側が公開している固定カメラ映像
「不可抗力」で消えたライブ。 その言葉が示したのは天災ではなく、市民の拒否だった。 アラン・ユー事件後、中国芸能界で何が起きているのか
中国国営テレビが文化番組で捏造取材。名門一族の子孫とされた出演者を直系子孫が全面否定。文化財消失疑惑の最中に起きた不自然な演出が波紋を広げている。
中国国営テレビの旧正月番組で発表された公式キャラクターが、思わぬ議論を呼んでいる。なぜ祝福の演出が、不安や終末の連想につながったのか。
夜9時、街が揺れるような爆音。 多くの住民が同時に聞いたのに、当局の説明は「通報なし」だけだった。 何が起きたのか、なぜ語られないのか。 中国・河南省で広がる不安。