サウジ国王、イランの国際社会との協力欠如に懸念
[ドバイ 30日 ロイター] – サウジアラビアのサルマン国王は29日、諮問評議会での演説で、イランが核開発計画に関して国際社会との協力を欠いていることを懸念していると述べた。国営通信SPAが国王の演説を公表した。
イランが中東地域における好ましくない行動を改め、対話と協力を選択することを望むと述べた。
「われわれは、宗派が異なる武装民兵の構築や支援、他国への軍事的影響力拡大など、地域の安全と安定を脅かしているイラン政府の政策に懸念を抱いている」とし「核開発計画や弾道ミサイルの開発に関して、イランの国際社会との協力が欠けていることを懸念している」と語った。
サウジアラビアは10月、駐リヤドのレバノン大使を追放し、レバノンの経済危機を一段と悪化させる外交問題に発展した。サウジはこの問題について、イランの支援を受けたシーア派武装勢力ヒズボラの支配を強化するレバノンの政治体制が発端となっていると主張した。
国王は「サウジはレバノン国民の側に立つ。全てのレバノン指導者に対して、国民の利益を優先させヒズボラによる国の体制へのテロ的な覇権を阻止するよう求める」と述べた。
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