12月31日、バイデン米大統領はロシアのプーチン大統領との電話会談で、ロシアによるウクライナ国境での行動が新たな制裁や欧州における米国のプレゼンス拡大につながるという認識を明確にしたと明らかにした。写真は2021年12月30日、ロシアのプーチン大統領との電話会談を行うバイデン氏(2022年 ロイター/Adam Schultz)

バイデン氏、プーチン氏に「大きな代償」と警告 ウクライナ情勢巡り

[ウィルミントン(米デラウェア州) 31日 ロイター] – バイデン米大統領は31日、ロシアのプーチン大統領との電話会談で、ロシアによるウクライナ国境での行動が新たな制裁や欧州における米国のプレゼンス拡大につながるという認識を明確にしたと明らかにした。

バイデン大統領とプーチン大統領は30日に電話会談を行い、約50分間にわたりウクライナ情勢などを巡り協議した。

バイデン大統領は記者団に対し「プーチン大統領がさらなる行動に出て、ウクライナに侵攻すれば、われわれは厳しい制裁を課し、北大西洋条約機構(NATO)の同盟国と連携し、欧州におけるわれわれのプレゼンスを高める。大きな代償を支払うことになる」という考えを伝えたと語った。

バイデン大統領はさらに、解決策を模索するため、年明け1月に上級スタッフとの3回の会合を開催する方向でプーチン大統領が合意したたと明らかにした。同時に「プーチン大統領が緊張を緩和させれば、奏功するという点も明確にした」と述べた。

ロシアが引き続きウクライナ国境近辺に軍を集結させれば、制裁に直面するのかという質問に対しては、「プーチン大統領はウクライナに侵攻することはできないと強調した」と応じた。

また、ホワイトハウスによると、バイデン大統領は1月2日にウクライナのゼレンスキー大統領と電話会談を行う。

関連記事
多くのアメリカ人は、いまや1960年の選挙についてあまり覚えていない。 また、2020年の選挙が1960年の選挙と非常に似ていることに気づいている人も少ない。
アヴリル・ヘインズ国家情報長官によると、北京は米国や世界の選挙に影響を与える能力に自信を深めているという。 2024年の選挙に対する外国の脅威に関する上院公聴会でヘインズ氏は、中共当局は人工知能とビッグデータ分析を通じて影響力作戦のツールを完成させていると述べた。
史上最も早い時期に行われる大統領テレビ討論会が6月27日にCNNで開催されることが確認された。
バイデン米国大統領は2024年5月14日、中共(中国共産党)の不公平な貿易実態に対抗するため、複数の中国製品に […]
米国の大統領選挙が再び注目を集めている。現職のジョー・バイデン大統領と前大統領のドナルド・トランプ氏が、6月2 […]