1月17日、オーストラリア、ニュージーランド両政府は、トンガの被害状況を確認するため偵察機を出動させた。写真は海底火山の噴火を捉えた衛星写真。15日に気象衛星「ひまわり8号」が撮影。情報通信研究機構(NICT)が16日に提供(2022年 ロイター)

トンガ噴火、火山灰で飲料水汚染 リゾート地全壊

[シドニー/ウェリントン 17日 ロイター] – 南太平洋の島国トンガ沖で15日に海底火山が大規模噴火を起こし、津波が発生したことを受けて、オーストラリア、ニュージーランド両政府は17日、トンガの被害状況を確認するため偵察機を出動させた。

オーストラリアのセセルジャ太平洋担当相は、国内ラジオとのインタビューで、現時点では多数の死者は確認されていないが、一部で深刻な被害が出ていると発言。トンガの空港は比較的良好な状態のようだが、英国人女性1人が行方不明と報じられていると述べた。ニュージーランドの地元テレビによると、この女性は波にさらわれたという。

オーストラリア駐在のトンガ政府高官は、偵察機が17日夜に帰還するとし、トンガ政府が支援の優先順位を決めるまで、支援活動を待ってほしいと述べた。支援物資の搬入で新型コロナウイルスが持ち込まれることを懸念しているという。トンガでは新型コロナの感染は確認されていない。

同高官によると、海底ケーブルが損傷を受けたため、海外との通信回線を復旧するには1週間以上かかる可能性がある。トンガ内閣は優先課題を協議中。国内の電話回線は復旧したが、火山灰で飲料水が汚染されていることが問題という。

トンガのリゾート地ハアタフビーチのオーナーがフェイスブックで明らかにしたところによると、同ビーチは全壊した。

国際赤十字の関係者は、最大8万人が津波の被害を受けた恐れがあるとの見方を示している。

関連記事
アメリカのキャンパス、テスラの工場、そして今月スウェーデンで開催されたユーロビジョン・ソング・コンテストの会場において、混乱を招き、あからさまに破壊的ですらある凶悪犯たちに共通するものは何だろうか?彼らは皆、何らかの形で資本主義を破壊したいのだ。
5月16日、欧州の消費者団体は、動画プラットフォーム拼多多(Pinduoduo)の海外ECオンラインショップT […]
世界政府実現への努力は決して止むことはなかった。国連はその一つに過ぎない。エリートの狙いは、最も賢い人々からなる極少数のエリートによって支配される未来の世界政府だ。
多くのアメリカ人は、いまや1960年の選挙についてあまり覚えていない。 また、2020年の選挙が1960年の選挙と非常に似ていることに気づいている人も少ない。
アヴリル・ヘインズ国家情報長官によると、北京は米国や世界の選挙に影響を与える能力に自信を深めているという。 2024年の選挙に対する外国の脅威に関する上院公聴会でヘインズ氏は、中共当局は人工知能とビッグデータ分析を通じて影響力作戦のツールを完成させていると述べた。