ギリシャでスピーチを行う国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長。2021年10月17日撮影(Photo by VALERIE GACHE/AFP via Getty Images)

五輪ウエア「中国産の綿は使用していない」IOC監査結果を発表

中国の新疆ウイグル自治区における強制労働により生産された新疆綿が五輪関係者の衣類に使用される恐れがあると指摘された問題について、国際オリンピック委員会(IOC)は19日、「中国産の綿は使用していない」と発表した。米議会はIOCに対し、新疆綿の使用を公言する中国メーカー2社との契約情報開示を求めていた。

IOCは声明のなかで、2021年9月から実施してきた第三者機関による監査で「強制労働や奴隷労働、児童労働」は見つからなかったと結論づけた。問題視されてきた大手繊維メーカーの恒源祥が使用する綿は中国原産ではないとした。安踏体育用品(アンタ)が提供する衣類については、リサイクル素材を使用し「綿自体を使っていない」と主張した。

米議会の「中国に関する議会・政府委員会」は、両社が新疆産の綿使用を公言していると指摘。強制労働はないとする両社の主張を認めた根拠を示すようIOCに求めていた。恒源祥は中国の電子商取引プラットフォーム上で「3000時間日光に照らされた高品質の新疆綿」と自社製品を公然と宣伝していた。

▶ 続きを読む
関連記事
トランプ氏は中国による新たな購買コミットメントを歓迎したが、黎智英(ジミー・ライ)氏の釈放に関しては進展がなかったと指摘した
米中首脳会談が正式に終了し、トランプ大統領は現在、帰国の途についている。同行スタッフが明かしたところによれば、エアフォースワンへの搭乗前に「中国側から受け取った物品」がすべてゴミ箱に投棄された
中国による突然の「対日批判」。現代の中国で起きている政治家たちの権力争いや失脚の裏側を、毛沢東時代の「文化大革命」の歴史と重ね合わせながら浮き彫りにする
中国河北省の大広高速道路・粛寧区間で、EV数十台を積んだトラックが突然出火し、積み荷のEVが激しい炎に包まれた
トランプ大統領の今回の訪中に際し、中国共産党側は格式高いの歓迎体制を整えた。これに対し、10年前のオバマ元大統領訪中時の冷ややかな対応と比較する動きがネット上で広がっている