救世主の降臨
一部の学者らは、ピラミッドの建設者は後世の人々のために救世主の降臨に関する予言を残したと考えています。
イエス・キリストが誕生する2千年前の古代エジプトの時期には、ヘブライ人は救世主の降臨を待ち続けていました。古代エジプトでは、人類の救世主がやがて降臨するという古い予言が伝えられていました。その予言は、後の『新約聖書』の内容と一致しています。4500年前、古代エジプト人は、イエスが人間界に誕生する理由、苦難に遭うこと、また最後の晩餐や、その生活様式、教訓など、多くの些細な出来事まで既に知っていたのです。
ピラミッド研究学者らは、『旧約聖書』に書かれた救世主の降臨もピラミッドと何か関わりがあるのではないかと考えています。
『旧約聖書』の『イザヤ書』には、ピラミッドを救世主の降臨の象徴とみなしている部分があります。
「その日、エジプトの国の真ん中に、主のために、一つの祭壇が建てられ、その国境のそばには、主のために一つの石の柱が立てられ、それがエジプトの国で、万軍の主のしるしとなり、あかしとなる。彼らがしいたげられて主に叫ぶとき、主は、彼らのために戦って彼らを救い出す救い主を送られる」(『イザヤ書』19章19節-20節)
クフ王のピラミッドが「石でできた聖書」と呼ばれるのには訳があり、それはまさに、救世主降臨のメッセージと予言の記念碑なのです。
(つづく)
――正見ネットより転載
(作者・意文/翻訳編集・天野秀)
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