1月27日、欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は、CNNのインタビューで、ロシアがウクライナを侵攻した場合にロシアとドイツを結ぶガスパイプライン計画「ノルドストリーム2」を停止する可能性を否定しなかった。写真はノルドストリーム2のロゴ。2020年2月撮影(2022年 ロイター/Maxim Shemetov)

EU、ノルドストリーム2停止の可能性否定せず ウクライナ情勢で

[27日 ロイター] – 欧州連合(EU)のフォンデアライエン欧州委員長は27日、CNNのインタビューで、ロシアがウクライナを侵攻した場合にロシアとドイツを結ぶガスパイプライン計画「ノルドストリーム2」を停止する可能性を否定しなかった。

同パイプラインはまだ稼働していないが、フォンデアライエン氏はロシアのウクライナ侵攻によって計画が停止するかとの質問に対し、「いかなる選択肢も排除しておらず、あらゆる選択肢を検討中だと明言する」と応じた。

「欧州委員会は金融、経済、テクノロジーの分野で(対ロシア)制裁を策定する責任がある」と説明した。

EUはロシアにとって最大の貿易相手で、モノの貿易の約40%を占め、ロシアへの外国直接投資(FDI)でも最も大きい75%のシェアを握っている。

フォンデアライエン氏は「これらの数字は、EUが強い影響力を持ち、ロシアが(ウクライナ侵攻で)大きな痛手を被ることを意味している」と強調。エネルギー安全保障を巡る戦略的パートナーシップについてバイデン米大統領と緊密に連携していることも明らかにした。

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