五輪のロゴ。2022年1月30日撮影(Carl Court/Getty Images)

露ワリエワ選手のドーピング問題、中国への批判回避に「役に立つ」=米メディア

米AP通信は15日、北京冬季五輪フィギュアスケート女子に出場しているロシア・オリンピック委員会(ROC)のカミラ・ワリエワ選手のドーピング騒動は、中国の人権問題などに対する国際社会の批判回避に役立っているとの見方を示した。

今月8日、昨年12月に行われた薬物検査で、ワリエワ選手に禁止薬物の陽性反応が出たことが明らかになった。7日、同選手はフィギュア団体でROCの金メダル獲得に大きく貢献した。

8日以降、海外メディアは毎日のIOCの記者会見で、ワリエワ選手とロシアのドーピングスキャンダルに焦点を当て、質問をするようになった。いっぽう、中国官製メディアの記者は「会場や効率的な大会運営についての称賛のコメントを求める」ことなどに集中しているという。

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