ケトジェニック・ダイエットの支持者は、ケトジェニック・ダイエットは減量、食欲抑制、集中力アップに役立つと主張しています。
人気のケトジェニック・ダイエットは、低炭水化物、高脂肪の食事で、ケトン体が生成され、体に必要なエネルギーが炭水化物ではなく脂肪の燃焼から得られる状態にするものです。
ハーバード大学T.H.チャン公衆衛生大学院によると、2000カロリーの食事は、約40グラムの炭水化物、165グラムの脂肪、75グラムのタンパク質に分けることができ、炭水化物は1日20グラムまで減らすことも可能です。
アメリカ人のための食事ガイドラインでは、通常の食事は1日の摂取カロリーの45%から60%を炭水化物から摂取することが推奨されています。2000カロリーの食事では、1日に225〜325グラムの炭水化物を摂取する必要があります。
ケトジェニック・ダイエットは、通常の炭水化物の摂取量を大幅に減らし、減った炭水化物を脂肪に置き換え、体を強制的にケトーシスと呼ばれる代謝状態にするものです。
通常、食物中の炭水化物はブドウ糖に変換され、体内のエネルギー源となります。体内の糖質が少なく脂肪が多い場合、肝臓は脂肪を脂肪酸とケトンに変換し、ブドウ糖に代わるエネルギー源として利用します。 このように、ケトジェニック・ダイエットは脂肪燃焼にとても効果的なのです。
しかし、「USニューズ&ワールド・レポート」の「ベスト・ダイエット2022」ランキングで、健康専門家委員会はケトジェニック・ダイエットに5点満点中2点をつけ、37位となりました。その時の 1位は 4.2点の「地中海式食事法」、13位は 3.3 点をとった「アジア式食事法」でした。
ところが、2022年「ベスト・ファスト・ダイエット・ランキング」では「ケトジェニック・ダイエット」は4位にランクインしています。
(翻訳:里見雨禾)
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