9月14日、上海市政府は、習近平国家主席の元部下で同市党委副書記の応勇氏が同市副市長の兼任を発表した。翌日、人民解放軍上海警備区の司令官らが寄稿した記事の中で習氏への忠誠心と、江派閥の排除を目的にした同市新人事への支持を示した。(JOHANNES EISELE/AFP/Getty Images)

上海市、都市封鎖を実施 市を東西に分けて順番に

中共ウイルス(新型コロナウイルス)の感染者が急増する中国・上海市は27日夜、28日午前5時から市内を流れる黄浦江を境に、市を東西の2つの地域に分けて順番に都市封鎖を実施すると突如発表した。市は前日の会見で、経済活動の停滞に懸念を示し都市封鎖の実施を否定したばかりだった。

市当局の発表によると、金融街や工業団地などがある黄浦江以東の地域では28日午前5時から4日間の封鎖を実施する。続いて黄浦江以西でも4日間実施する。

都市封鎖中に、市民の外出禁止や一斉PCR検査が行われる。PCR検査を拒否し、その後感染が確認された市民には「法的責任を追及する」という。また、地下鉄やバス、タクシーなど交通機関の運行も停止される。

▶ 続きを読む
関連記事
「今の西安市政府は、市民が餓死あるいは病死しても構わないという態度を見せている。でも、市民が新型コロナウイルスで死ぬことを絶対に許さないのだ」
各方面は、感染力の強いオミクロン株が急速に広まるにつれ、都市封鎖という同対策は限界に近づくと予想している。
ネット上の投稿などによると、遼寧省の地方政府が「家を出れば殺す」と宣言し、広東省の地方政府は「夫婦はキスするな」と要求するなど、極端であきれた規制を住民に強いている。
香港では、中共ウイルス(新型コロナ)の感染が急拡大している。政府の発表によると、1日には新規感染者が3万2597人確認され、死者117人となった。1日の死者数として過去最多となった。
1カ月近く閉鎖された中国・広東省深セン市の南山区では21日、住民による抗議デモが発生した。 深セン市は中共ウイ […]