ウクライナ首都近郊の町に砲撃、避難者逃げ回る=ロイター目撃者
[イルピン(ウクライナ) 6日 ロイター] – ロイター目撃者によると、ウクライナ首都キエフの北西約25キロの町イルピンで6日、町外に逃れようとしていた人々がロシア軍による砲撃に巻き込まれ、身を隠す場所を求めて逃げ回る事態が発生した。
イルピンではここ数日、激しい戦闘が続いている。
避難するためのバスや自動車に向かっていた住民は子どもや荷物、ペットを抱いて路上を走り回り、兵士や他の住民らは遅れた高齢者を支援。近くで爆発が起きると、しゃがみこむ人もいた。
ロイターの記者は砲撃による死傷者を目撃していないが、複数の報道機関は、少なくとも女性1人と子ども2人の計3人が死亡したと伝えている。
米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)は、イルピンで地面に倒れている女性、男性、子ども2人の写真( https://static01.nyt.com/images/2022/03/06/world/06ukraine-briefing-top1/merlin_203332950_e825298f-392e-45f1-ae70-88638a43a640-superJumbo.jpg?quality=75&auto=webp )を報道。一家4人だとしており、キャプションによると、逃げようとしていた際に砲撃に遭ったといい、画像の中でウクライナ兵に手当てされている父親だけがまだ脈があるという。
ロイターは何が起こったのかを独自に確認することはできなかった。
ウクライナ内務省は6日、イルピンからの民間人の避難を継続すると発表した。
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