プーチン氏 米国特使およびトランプ氏の娘婿と会談 ウクライナ和平進展?

2026/01/23 更新: 2026/01/23

1月22日、プーチン大統領がクレムリンでトランプ娘婿クシュナー氏ら米特使と会談した。ウクライナ戦争終結へ領土・NATO問題協議した。トランプ政権の和平進展に注目されている。

クレムリンの発表によると、ロシアのプーチン大統領は1月22日夜、モスクワで米国代表団と会談し、ウクライナ戦争の終結に向けた方策について協議した。会談に先立ち、米国のトランプ大統領はダボスでプーチン氏に「戦争を終わらせなければならない」と呼びかけた。

この会談には、米国特使のスティーブ・ウィットコフ氏(Steve Witkoff)、トランプ大統領の娘婿ジャレッド・クシュナー氏、そしてジョシュ・グルーエンバウム氏(Josh Gruenbaum)が出席した。

グルーエンバウム氏は、トランプ大統領により和平委員会の上級顧問に任命されている。同委員会は当初、ガザ問題の解決を目的として設立されたが、トランプ大統領はその役割を拡大し、各国の国際紛争の解決にも取り組ませる意向を示している。

ロシアのタス通信によれば、グルーエンバウム氏は先にフロリダ州マイアミで開催された米露協議にも参加していた。

プーチン大統領の側近ユーリー・ウシャコフ氏(Yuri Ushakov)と、ロシア直接投資基金(主権ファンド)の総裁キリル・ドミトリエフ氏(Kirill Dmitriev)がプーチン氏に同行し、会談に臨んだ。

ウクライナ領土問題とNATO加盟計画が焦点に

過去1年間、トランプ氏は第2次世界大戦以降、ヨーロッパで最も多くの死者を出したこの紛争を終結させるための取り組みを主導してきた。

プーチン氏との会談に先立ち、ウィットコフ氏とクシュナー氏はスイスのダボスでウクライナ側チームと協議を行った。トランプ大統領も22日、ウクライナのゼレンスキー大統領と会談していた。

ウィットコフ氏は21日、米CNBCの取材に対し、米国チームがプーチン氏と領土問題に関する協議を行う予定であると語った。

同氏は「いまようやく土地に関わる協議の段階に入ったと思う。これまで暗黙の了解として避けられてきた難題だったが、この点について非常に良いアイデアをいくつか持っており、進展が得られることを期待している」と述べた。

ロシアはこれまで、ウクライナに対しドンバス全域の引き渡しを求めており、その中には現在もウクライナの支配下にある地域が含まれている。ウクライナ側はこれまで領土問題での譲歩を拒否してきた。また、ロシアはウクライナに対し、NATOへの加盟計画を放棄すること、さらに和平合意成立後はNATO軍がウクライナ領内に駐留しないことを要求している。

今回の会談は、こうした難航する問題の打開を目指す和平交渉の一環として位置づけられており、米国特使がプーチン氏との間で一致点を見出せるかどうかに注目が集まっている。

張婷
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