3月7日、ニュージーランド(NZ)政府は、ウクライナに侵攻したロシアへの制裁を可能にする法案を提出すると発表した。写真はNZのアーダーン首相。昨年9月ニューヨークでの代表撮影(2022年/ロイター)

NZ、対ロシア制裁へ法案提出 資産凍結や航空機乗り入れ禁止

[ウェリントン 7日 ロイター] – ニュージーランド(NZ)政府は7日、ウクライナに侵攻したロシアへの制裁を可能にする法案を提出すると発表した。

アーダーン首相によると、ニュージーランド国内にあるロシア資産の凍結に加え、他国の制裁を逃れるため個人や企業がニュージーランドに資金や資産を移したり、ヨットや船舶、航空機が領海・領空内に入るのを禁止することが可能になる。

ニュージーランドへの渡航を禁止する100人のリストも公表した。

可決されれば、ニュージーランドとして初めて独自に他国に制裁を科すことになる。

これまでは、国連安全保障理事会が制裁を導入した場合に限り、ニュージーランドも制裁発動が可能だった。安保理ではロシアが拒否権を持つため、同国への制裁が決定される見込みはない。

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