研究報告 血糖値を自然に下げる5つの強力な食品
米国糖尿病学会(ADA)によると、米国では2500万人以上が何らかの糖尿病を患っています。つまり、米国の大勢の人々が血糖値の調整に苦労しています。
糖尿病患者、または高リスク者の場合、体重を減らしたり、医師が処方する糖尿病治療薬を飲み始めることは、血糖値を下げるのには役立つ方法です。しかし薬には頼らずに血糖値を自然に下げることを期待できる食品があります。これから、それらのいくつかをご紹介しましょう。
1. シナモン
血糖値を下げるシナモンの有効性は過去に議論されてきました。しかし、ボール州立大学の研究者であるジョー・キャロル・チェザム氏は、朝食用のホットシリアルでティースプーン2.5杯分のシナモンを摂取した正常体重の人と肥満の人が、そのあとの2時間で血糖値が25%低下することを発見しました。
この研究では、毎日の朝のシナモン摂取量が少し多かったかもしれませんが、シナモンを食べることと血糖値を下げることには関連があることは明らかです。
2. 豆類
JAMA (The Journal of the American Medical Association)の2012年11月号に掲載された研究によると、3か月間で少なくとも1杯のマメ科植物(豆、ひよこ豆、レンズ豆を含む)を食物繊維として食べた人は、高繊維粉を食べた人よりも血糖値をさらに下げたことが分かりました。
3. オーツ麦
オーツ麦を多く取るべきという説では、オーツ麦のベータグルカンは血中の炭水化物の吸収を延長し、食後の血糖値の大幅な上昇を防ぐようです。
ただし、オーツ麦加工品の加工性が高いため、水溶性食物繊維、ビタミン、ベータグルカンなどの栄養素が大幅に減少し、高血糖の方には不向きです。オーツ麦はなるだけ加工しないのがよいのです。
4. ホワイトビネガー
イタリアの研究によると、ティースプーン4杯の白酢(サラダドレッシングの一部として)と2オンスの炭水化物のパンを摂取した人は、中性のサラダドレッシングを食べた人と比較して血糖値が30%低くなりました。
5. ほうれん草
米国糖尿病学会(ADA)は、ほうれん草はマグネシウムが豊富であるため、糖尿病を改善するスーパーフードと呼んでいます。 Diabetes Healthは、マグネシウムを多く含む食事が2型糖尿病を発症するリスクを減らす可能性があると報告しています。
ほうれん草は血糖負荷が低く、カロリーが低く、その他の健康上の利点があるため、ほうれん草を食べるのが正しい選択です。
(翻訳・郡山雨来)