2021年7月、米ニューヨークで迫害停止を訴える法輪功学習者のパレード(Chung I Ho/The Epoch Times)

知らぬ間に臓器狩りに加担も 中国への渡航移植に警鐘鳴らす=人権活動組織

中国共産党による法輪功学習者への弾圧政策に声を上げる「法輪功の学生たち(Students for Falun Gong)」は、中国の臓器移植問題を追跡してきた国際団体「中国での臓器移植濫用停止 ETAC国際ネットワーク」を全面的に支持するとの声明を発表した。中国に移植目的で渡航する外国人は、知らぬ間に違法な臓器移植産業に加担していることになると警鐘を鳴らした。

6日付の声明で「過去20年間、中国共産党は良心の囚人から組織的に臓器を摘出してきた」と非難した。主な犠牲者は、法輪功学習者、チベット人、イスラム教徒、キリスト教徒だとし、その違法な臓器移植産業は年間10億ドルの利益を生み出していると述べた。

中国の臓器移植産業は2000年を境に急増した。中国共産党が法輪功学習者への撲滅運動を展開した時期と重なる。当時、中国のウェブサイトでは「販売、予約可能なオンデマンド臓器」が宣伝されていた。ハーバード大学心血管疾患研究員を務めていた汪志遠氏は、ドキュメンタリー映画『臓器狩り10年の調査』のなかで、臓器の待機時間はわずか4時間という異常な速さで手術が行われたことがあったと指摘している。

▶ 続きを読む
関連記事
中国の病院で臓器ドナーの確保を医師の査定基準とする動きが広がり、波紋を呼んでいる。献血やドナー提供が昇進に直結する異常な評価制度に、失踪事件への関与を危惧する市民からは「非人道的だ」と非難の声が上がる
ヘリテージ財団が7日、中共による強制臓器摘出をテーマとした討論会を開催。クリス・スミス議員は、中共による生体臓器摘出はすでに「工業的規模」に達しており「ナチスに匹敵する」と指摘した
米国の著名ジャーナリスト、ヤン・エキレック氏が「中共の生体臓器収奪問題」を暴露した『Killed to Order』はベストセラーリストにランクインした。本書のベストセラー化は、決して単純な出来事ではない
中国本土で臓器移植事業の全面調査と一時停止を求める署名活動が起き、3月26日時点で約800人が参加した。この署名活動を立ち上げた広州市民、高飛さんはその後、当局から事情聴取を求められ、ネット上の発信も相次いで封じられた
エポック・タイムズ上級編集者で、番組『米国の思想リーダーズ』の司会であるヤン・エキレック氏が執筆した『受注に応じた殺人:中国の臓器収奪産業と米国最大の敵の実像』が米紙ニューヨーク・タイムズのハードカバー・ノンフィクション部門ベストセラーにランクインした