中国でマレーシア人観光客が脳死判定 5人に臓器提供し物議を醸す

2026/03/16 更新: 2026/03/16

先日、マレーシア人華僑のダイビングインストラクター、郭迦雋(グオ・ジアジュン)氏が中国福建省を旅行中に事故に遭い、病院で脳死と判定された。その後、彼の臓器は5人の中国人に移植された。この事案は海外のソーシャルメディアで注目を集め、ネットユーザーの間では背後に「臓器狩り」が関わっているのではないかという疑念が次々と上がっている。

福建メディアの報道によると、34歳の郭氏は人生を謳歌するダイビングインストラクターであった。2月末、福建省を旅行中に突発的な事故に遭い、負傷が深刻であったため「脳死」と判定された。

知らせを受けた郭氏の家族は福州に駆けつけ、人体臓器寄贈志願登録の法的文書に署名し、臓器提供に同意した。3月6日、郭氏から提供された肝臓、腎臓、角膜組織によって、3人が命を繋ぎ、2人が視力を取り戻した。

関連ニュースが海外のソーシャルメディアで注目されると、ネットユーザーからは「国内の臓器バンクが足りなくなったのか?」「恐ろしい、外国人観光客にまで手を出すとは」「国有臓器が国際臓器へと飛躍した」といった疑問の声が相次いだ。

中国民主党国際連盟の界立建主席も、いわゆる「脳死」の背後には臓器狩りが関わっている可能性が高いと指摘している。

界立建氏:「一箇所の病院で、ある人物が突如として『救命不可』による死亡を宣告されたかと思えば、その臓器が間髪入れず5人もの患者に分配される。これほどの『偶然』など、到底あり得ない話だ。 結局、何が原因で一人の命が絶たれたのか。ここでの核心は、当局や既得権益集団が『この臓器は適合する』と判断しさえすれば、たとえ軽症であっても救命措置は形骸化し、治療の甲斐なく死亡したことにされてしまうという点にある。実態は、死を待っているのではなく、あなたの臓器が移植されるのを手ぐすね引いて待っている状態なのだ」

海外人権弁護士連盟の責任者である呉紹平氏は、この件は透明性が極めて低いと指摘する。郭氏にどのような事故が起きたのか? 脳死の原因は何なのか? なぜこれほど迅速に5人とのマッチングに成功したのか? これらは背後に黒い霧があることを疑わざるを得ないという。

呉紹平氏:「国際的に臓器を待つ場合、通常は非常に長い時間がかかることを我々は知っている。しかし現在、中国でこのような臓器移植が起きる際、そのマッチングは非常に速く、人数も多い。事前に臓器の提供先が決められていたのではないかと疑わざるを得ない」

近年、中国各地の病院で行われる臓器移植手術の件数は驚異的であるが、臓器の出所は不透明である。郭氏に類似したケースも少なくない。例えば、3月12日の中国メディアの報道によれば、44歳の楊氏が頭部外傷で江蘇省南通啓東市人民病院に運ばれた。3月11日、病院は彼女を脳死と評価し、死後に2つの腎臓と1つの肝臓が提供され、3人が再生の機会を得たという。

このニュースもまた、病院が「脳死」の名を借りて臓器狩りを行っているのではないかという疑念を再燃させている。

呉紹平氏:「今、あまりにも多くのこうした事態が起きており、不可解極まりない。脳死はどのように認定されたのか? 客観的な基準はあるのか? 公正で透明な認定手続きはあるのか? なぜ事故が起き、臓器提供が行われる際、それらはすべて脳死と認定された死者の身に起きるのか?」

最近の『杭州日報』の報道では、浙江省義烏市の34歳のデリバリー配達員、欧超超氏が心肺停止となり、搬送先の病院で「脳死」を宣告された。彼の心臓、肝臓、腎臓、肺、小腸、角膜などは9人に移植された。

界立建氏は、中国公民がすでに中国共産党特権階級の延命のための「生体臓器バンク」と化していると考えている。

界立建氏:「中国共産党の制度下において、中国公民、さらには国際的な旅行者までもが、その生命や臓器は自分自身のものではない。ひとたび中国共産党の管轄区域に入れば、留学や就労ビザを含め、必ず健康診断を受けなければならない。これは大きな生体情報の流出であり、共産党が必要とすれば、必ずあなたに手を下すだろう」

近年、中国各地で大量の少年・児童が行方不明となっており、家族による捜索活動が拡大している。しかし、親たちは捜索の過程で絶えず残酷な弾圧を受けている。多くの親は、子供の失踪が中国共産党による組織的な臓器収奪と関係があるのではないかと疑っており、真相を隠蔽するために当局が弾圧を行っていると考えている。

「追査国際組織」の調査報告書によれば、1999年に中国共産党が法輪功への迫害を開始して以来、中国の臓器移植件数は爆発的に増加した。そのうち肝移植は1999年から2007年の間に436倍に達している。近年、中国共産党は法輪功学習者からの臓器狩りという罪悪を中国社会全体へと広げており、乳幼児までもが犠牲の標的となっている。

李韻
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