中国人権派弁護士の余文生氏(大紀元)

中国人権派弁護士、釈放後も監視下 自宅付近に警察車両

中国の人権派弁護士、余文生氏は今年3月に4年の懲役刑を終えたが、その後も警察の監視下に置かれている。

余氏の妻は4月22日にツイッターで、警察車両が自宅付近で20日から長時間張り込み、同氏を監視・尾行しているとツイートした。

余氏は2018年1月、当局に政治改革を提案したため「公務執行妨害」の疑いで当局に拘留され、また香港の民主化運動「雨傘運動」を支援したことで99日間拘留され、拷問を受けた。さらに20年6月中旬、同氏は司法当局から「国家政権転覆扇動罪」で4年の懲役刑を言い渡された。

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