4月16日、都市封鎖措置がとられている上海で、路上に座り携帯電話を操作する男性 (Photo by Getty Images)

ウクライナ侵攻について…中国共産党の本音を暴露する「大翻訳運動」

インターネットコンテンツを制限する「金盾のファイアウォール機能(万里のファイアウォール)」に囲まれた中国国内で発信されているロシアのウクライナ侵攻に関する投稿意見を国外のインターネットユーザーに向けて翻訳する「大翻訳運動(大翻译运动)」アカウントが登場した。このアカウントは同戦争に関する中国国内のネットの実態を世間に曝すことを目的としており、翻訳されている内容は中国共産党(CCP)の宣伝工作とロシア批判禁止方針に大きく影響を受けているものばかりである。

クラウドソーシング型のこの匿名Twitterアカウント(TGTM_Official)に参加する某ユーザーが説明したところでは、中国語のソーシャルメディアプラットフォームで発信されている意見をボランティア翻訳者が英語などに翻訳している。

同アカウントが登場したのはロシアとウクライナ間の緊張が高まりつつあった2022年2月中旬のことで、複数のボランティアが中国語のオンラインコメントを選択してさまざまな言語に翻訳し、ハッシュタグ「#TheGreatTranslationMovement」を付けてツイートするという仕組みである。

▶ 続きを読む
関連記事
昨年、中国からの資金流出が推定で1兆400億ドルと過去最高。中共当局は越境証券取引の取り締まりを強化し、米国株など海外市場への投資ルートを締め付けている
台湾の政府系研究機関の研究員がAIを用いて習近平の表情を分析したところ、昨年の北京での軍事パレードでは「悲しみ」や「嫌悪」を示す表情が増加していたという
5月27日の中共軍幹部会議の映像では、壇上の上将は張升民氏1人だけだった。国防部長らほかの現役上将は出席せず、複数の中将も欠席した
博士号を持っていてもデリバリー配達員。月給7千元の求人が実際は3千元以下。中国の若年層が消費を控える理由
米制裁で苦境のファーウェイが突如打ち出した「タウ・スケーリング法則」中国官製メディアは「ムーアの法則を超える革命」と大絶賛。だがネット上では、冷ややかな声が広がっている