ウクライナ侵攻について…中国共産党の本音を暴露する「大翻訳運動」
インターネットコンテンツを制限する「金盾のファイアウォール機能(万里のファイアウォール)」に囲まれた中国国内で発信されているロシアのウクライナ侵攻に関する投稿意見を国外のインターネットユーザーに向けて翻訳する「大翻訳運動(大翻译运动)」アカウントが登場した。このアカウントは同戦争に関する中国国内のネットの実態を世間に曝すことを目的としており、翻訳されている内容は中国共産党(CCP)の宣伝工作とロシア批判禁止方針に大きく影響を受けているものばかりである。
クラウドソーシング型のこの匿名Twitterアカウント(TGTM_Official)に参加する某ユーザーが説明したところでは、中国語のソーシャルメディアプラットフォームで発信されている意見をボランティア翻訳者が英語などに翻訳している。
同アカウントが登場したのはロシアとウクライナ間の緊張が高まりつつあった2022年2月中旬のことで、複数のボランティアが中国語のオンラインコメントを選択してさまざまな言語に翻訳し、ハッシュタグ「#TheGreatTranslationMovement」を付けてツイートするという仕組みである。
関連記事
台湾の著名司会者・蔡康永氏が民進党候補の選挙集会に出席したことで、中国での広告やインタビュー記事、番組が相次いで削除された。元産経台北支局長矢板明夫氏は、中国で稼ぐことは「悪魔から小遣いをもらうようなものだ」と指摘
中国共産党がチベットでドローンや顔認識、AIを組み合わせた監視体制を拡大している。法輪功学習者への監視や、生体認証・予測型警務、海外への統治手法の広がりも報告されている
習近平の健康状態をめぐり再び注目が集まっている。米メディアは、訪米時に中国側が5時間の休憩時間や専用休憩室を求め、歩行距離や立っていられる時間まで考慮して日程を組んだと報じた
習近平の9月の訪米で、中国側がホワイトハウス内の専用休憩室を要請し、日程には約5時間の空きが設けられたと米紙が報道。健康状態への関心が再び高まっている
中国共産党では第21回党大会に向けた人事が動き始めている。高級幹部の高齢化と世代の断層を背景に、1970年代生まれの幹部が中央委員会にどこまで進出するのか。習近平体制の人事と有力候補を分析