4月26日、チリの首都サンティアゴ。この街では、芝生が貴重な贅沢品になりつつある。写真は18日、サンティアゴ市内の公園にある、乾燥気候に強い在来種の植物を中心に植えられたエリアを散策する人々(2022年 ロイター/Juan Gonzalez)

「緑」が贅沢品に、長期の干ばつでチリ首都の景観一変

[サンティアゴ 26日 ロイター] – チリの首都サンティアゴ。この街では、芝生が貴重な贅沢品になりつつある。10年にわたって干ばつが続き、市当局が水の使用を制限する緊急措置を導入せざるをえなくなったからだ。当局や造園業者は、青々と葉を茂らせる植物を乾燥に強い品種に植え替えている。

アンデス山系に位置し、銅と食料の一大産地であるチリは、今年で13年目という長期の干ばつに見舞われている。そして、約600万人が暮らすサンティアゴの変貌は、乾燥化と気候変動に適応せざるをえない現状を浮き彫りにしている。

市内の高所得層向け地区で緑地管理部門を担当するバレンシア・ベガ氏は、「サンティアゴで行われている造園作業は、何年も前に地中海性気候に合わせて組み立てたものだ。今では半砂漠気候だ。かつてのように水を無駄づかいすることはできない」と、説明する。

▶ 続きを読む
関連記事
カナダが中国製EVへの関税を引き下げ、輸入拡大が見込まれるなか、専門家が車載データの流出、遠隔操作、電力網へのサイバー攻撃、国内自動車産業への影響など安全保障・経済両面のリスクを指摘
ブラジル大統領選の第1回投票で、フラビオ・ボルソナロ氏が47.2%を得票し、現職ルーラ大統領を上回った。世論調査の予測を覆す結果となり、両氏は10月25日の決選投票で対決する
ブラジル大統領選で、ルラ大統領とボルソナロ上院議員が激突。焦点は国内の経済政策だけではない。米中、どちらとの関係をどう築くのか。レアアースなど重要鉱物も絡み、南米の地域大国の選択が世界に影響を与える
ベネズエラ各地で数百人がデモ。ノーベル平和賞受賞者のマチャド氏の帰国と大統領選実施を要求した。同氏は今年7回帰国を試みたが、実現していない
ルビオ米国務長官は9月10日、南米3カ国歴訪の最終地ペルーでフジモリ大統領と会談した。麻薬対策や移民、貿易に加え、中共による南米での影響力拡大への対抗姿勢を示した