中国の上海市と北京市は9日、新型コロナウイルス感染抑制に向けた規制を一段と強化した。上海で撮影(2022年 ロイター/Aly Song)

上海・北京、コロナ規制強化 市民「まるで監獄」

[上海/北京 9日 ロイター] – 中国の上海市と北京市は9日、新型コロナウイルス感染抑制に向けた規制を一段と強化した。厳しすぎる当局の対応が市民の怒りをあおるとともに、法曹界からは対応の合法性を疑問視する声も上がっている。

上海市では、当局からの公式発表はないものの、市内16区のうち少なくとも4区の住民は週末に外出や宅配の受け取りが不可という通知を受け、食料の備蓄に奔走する羽目になった。

規制対象となった上海市民からは「まるで監獄のようだった。私たちはウイルスを恐れているのではない。この政策が怖い」と怒りの声が漏れた。

首都北京でも、これまでで最も厳しい規制が課された。南西部では、9日には市民の外出が禁止され、感染対策に無関係な全ての活動の停止が命じられた。

他の地区でも在宅勤務をするよう指示があったほか、一部飲食店や公共交通機関が閉鎖となった。さらに9日には道路や集合住宅、公園も封鎖された。

こうした対策は、かつてないほど市民の怒りを招いている。上海市当局が陽性者の隣人を強制的に隔離し、消毒のため家の鍵を渡すよう要求しているというインターネット上の投稿がさらに怒りをあおった。

インターネット上では、住民がドアを開けるのを拒否したため警察がピッキングする様子を映した動画や、検査で陰性だったにもかかわらず自宅に消毒薬を散布するよう要求された女性が当局と口論している電話の音声記録が投稿されている。

華東政法大学で法学を教えるTong Zhiwei教授は、8日のソーシャルメディアへの投稿で、このような行為は違法であり、やめるべきだと指摘。中国の大手法律事務所の弁護士であるLiu Dali氏も、同様の指摘を当局に書簡で送付した。

しかし、両氏の指摘は当局の検閲の対象となった。Tong教授の短文投稿サイト「微博(ウェイボ)」のアカウントは8日夜時点でブロックされている。

関連記事
中国共産党の汚職摘発などを担う中央規律検査委員会は、農業農村部党組書記兼部長の唐仁健氏(61)が「重大な規律・法律違反の疑い」により調査を受けていると発表した。習政権の3期目に入り、外相や国防相など現職閣僚が相次いで解任されたが、中央委員の失脚は初。 唐氏は昨年、中国共産党党首、習近平の特使としてミクロネシア連邦の大統領就任式に出席している。大紀元評論家の岳山氏は「習氏の人選ミスの可能性もあるが、皮肉な状況だ」と指摘する。
こうして、丘を越え、丘を越え、明るい空の方向に進み、疲れと空腹でへとへとになっていた。 地図が打ち上げられようとしている海辺に着いたとき、崖であることに気づいて唖然とした! 崖の下はマカオへの海路だったのだ。ドキドキする心臓を抑えながら、崖の端に偶然、竹の棒を見つけた。 歓迎の潮風が劉さんたちを幸せな気分にさせる。 もちろん、これは冒険の始まりだ。
7月からスマートフォン・PCの検査開始。  最近、中国共産党(中共)の国家安全部が、新たな取り締まり […]
中国共産党はコミュニティワーカーの体制を強化し、地域での党組織の運営、管理、サービス業務に特化させた。これによ […]
米国のピュー研究所が行った最新の調査結果によると、81%の米国人が中国に対して肯定的な感情を抱いていないことが分かった。さらに、中共政府の外交政策については、79%の米国人が信頼していないと回答している。