2022年5月4日、白い防護服を着た防疫要員が上海の店舗を封鎖するところ。 (Hector Retamal/AFP via Getty Images)

官製メディア「長い目で見よう」、中国撤退検討の外資を慰留

中国各地で都市封鎖が長期化する中、国営通信の新華社電子版12日付は、他国への生産移管を検討している外資企業に対し、中国から撤退しないよう呼び掛けた。

『動態(ダイナミック)ゼロコロナは中国と世界経済により大きな確実性をもたらした』と題した評論記事は、「ゼロコロナ政策を堅持する決心は揺るがない」と繰り返し強調した。中国以外の「代替案」を検討する外国企業に対し、「ゼロコロナ」政策のメリットを説明し、「長い目でじっくり検討するよう」「中国とともに困難を乗り越えよう」などと訴えた。

新華社は「必要な防疫措置で、一部の外資企業に一時的な損失と困難をもたらした」と認めながらも、「これは感染を有効に制御し、秩序ある生産再開のための必要な代償である」と弁解した。

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